ひとりと1匹の日常

保護犬ごまちとの日常生活と、そのなかで思うことをつれづれに。

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ごまちの通院

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今日もすごーく風が冷たくて、すごーくいいお天気。




保護犬を預かると、必ず避妊手術をすることとなっている。
市町村への登録、狂犬病の予防注射、避妊手術、マイクロチップ装着、
これらすべてを行い、動物愛護センターへ報告する。

保護される前、できればもっと若いうちに避妊手術が済んでいれば、
乳腺腫瘍ができるリスクも減り、とてもありがたいのだが、
保護される犬は避妊手術がされている場合は少ない。

そういう飼い主だから、そういう結果になるのかもしれない。




ごまちは、避妊手術がされておらず、小さな乳腺腫瘍を2個抱えている。
うちに来て、すぐにかかりつけのアニマルクリニックへ連れて行った。

避妊手術も、乳腺腫瘍もすぐになんとかできればいいのだが、
ごまちさん、発情期中だった。
この時期は手術を控えたいので、できず。

さらにごまちさん、胃腸も弱く、咳も時々しているので、
咳の薬、おなかの薬で様子を見ているのだ。

その上、ごまちの気に入りのフードもなかなか見つからずいたせいで、
下痢をして、体重も減り・・・。
(これは最近回復傾向)

ということで、なかなか手術には到達できない。
命にかかわることなのだから、飼い主もそりゃもう慎重だ。




2週間に1度の通院を続けて、早いものでもう6ヶ月。
その間、最初は余裕の表情だったごまちさんも、
採血や注射など、嫌な思いをしたおかげで、
(飼い主も採血は苦手であり、採血後数回倒れているので、気持ちは分かる)
行くには行くけど、すっかり緊張するようになってしまった。

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待合室では、よだれをポタポタ。
これって、ごまち緊張の証。

診察台に乗れば、以前はおなかをだして、
その温かさ(診察台は温かい)に心地よさそうだったのに、
最近は「降りる―降りる―」とアピール。

診察が終わると、出口まっしぐらだ。

家に戻り緊張がとけると、「おえー」と吐いた。
おいおい、そんなにかい。

とりあえず、緊張緩和に散歩へ行く。

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今日も日が暮れるぞ-ごまち。




ごまちさんがナイーブモードに突入すると、
その日の食事は大変だ。

何事に対しても疑心暗鬼になるらしく、
「変なもの入ってないだろーな」と言わんばかりの食べ方だ。

いつもなら、パクパクっと食べてしまうものでも、
ペロペロっと少しずつ少しずつ。

クスリを食事に混ぜてあげているのだが、
その小さな錠剤を「ペっ」と出すほどの、すばらしい繊細さだ。

こういう時は仕方がないので、
懐石のように、皿にいろんな種類のウエットフードと
最近食べ始めた生の馬肉、そして健康一番(というわんこごはん)をちょっとずつ乗せ、
(できるだけおいしそうに)
「どーぞ好きなものを召し上がれ」と差し出す。

すると、ごまちさん、クンクンペロペロと
これまたお上品にいただくのだ。

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冷凍の馬肉の生肉パラパラミンチ。




こんな時は飼い主がお風呂に入っているときも、油断できない。
ひとりでほったらかすと、「クンクン」「キューンキューン」、
しまいには「ワオーンワオーン」と鳴く。

部屋の戸を開け、風呂のドアを開け、
スースー寒い中、飼い主は風呂に入り、
ごまちさんは5分に1回、キュ~~ンと言いながら来る。
けど、水は嫌いなので、すぐさまキュ~~ンと帰るのだ。

この前、濡れた足が廊下で滑り、コケてたよね、ごまちさん。




そんな1日ももう終わる。
ごまちさん、ようやく緊張がとけ、ぐーすかぴーだ。

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この伸びた手はなんだ・・・。


飼い主も緊張して疲れたよ、ごまち。
(おまえもか・・・。)

ふう、また明日から、忙しい日常だ。
がんばりましょう・・・かね。






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週末の片頭痛

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ぬくぬく。


私は土日休日の会社で働いているが、
先週末の休日は、予定というか、用事が全くなかった。

私にとっては万々歳で、ごまちと家に引きこもるのが
なによりも楽しみなのだ。

金曜日に土日分の食材と少々のおやつを買い込み、
仕事帰りはウキウキであった。

いつもよりのんびり過ごす金曜の夜、
お風呂もゆっくり入り、ほっと一息ついた。

うん?なにかおかしいぞ。

頭が痛いような、痛くないような。
気にせず、ごまちとご機嫌で眠った。

が・・・、

夜中に頭の右側の前の方が痛くて目が覚めた。
朝になれば治るだろ-。




治らなかった・・・。




朝起きて、頭の右側の前の方にがじりついた妖怪を連れたまま、
ごまちと散歩に。

歩くとともに、妖怪の歯が食い込んでくる。
負けるもんか-。

今日はたまった洗濯物(月~金分)と、家の中にたまっているごまちの分身(毛)を
片づけないといけないんだー!

簡単に負けを認めて、とりあえずロキソニン。
効いてくれるだろ-か。

・・・!効いた。

すこーし痛むけど、大丈夫大丈夫。
さっさと片付けよう。

その後、ごまちとゆっくり過ごしたとさ。
めでたしめでたし。




というわけにはいかなかった。




土曜日の夜、ふたたび猛烈に妖怪がかじりついてきた。
今度はガッツリ離れない。

夜中も寝た気がせず、朝から吐き気がする。
ごまちの散歩とごまち飯を用意できたのが奇跡のようだ。

ほんとうは車も洗いたかったのにな-。





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びよよ~~~ん。


とりあえず横になりながら思った。(横になっても縦になっても痛いんだけど)

もしかして、脳になにか起きたんだろか-。
私はごまちを残して死ぬわけにはいかんのだが。

いや絶対死ねないのだ-!

こんなときそんなことを考えるのは厳禁だ。
よけい頭が痛くなる。

さてさて、死ぬと言えば、
近所にも一人暮らしのお年寄りがマルチーズと暮らしている。
縁起の悪い話だが、お年寄りが亡くなったらマルちゃんはどなるのだろう。

私が引き取ってもいいのだけど。
何かの機会に話してみようかな。

一人暮らし、特にお年寄りにとって、ワンコやニャンコは生きる力となる存在だろう。
けれど、亡くなってから残されたワンコやニャンコはどうなる?

一人暮らしの人が安心してペットと暮らせるよう、もしもの時に頼れる存在。
そんな活動ができればと漠然と考えている。

4月より動物愛護センターの活動に、
ボランティアとして参加させていただくことになった。
なにかヒントとなることがあるかもしれない。


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おいおい、ちみは毛布をどこまで引きずっていくのか。




夜になり、明日の仕事のことを考え始めたら、
皮肉にも頭痛は治ってきた。

先週、私の同じ年のパートさんが突然亡くなった。
健診で重度の貧血と診断され、投薬治療中だった。
貧血が原因で倒れ、そのまま亡くなったのだ。

彼女は私と同じく、両親を病気で失い、独り身だった。
少し前までは父親を介護していたらしい。

その父を亡くし、しばらくして亡くなってしまった。
父親が生きていたら、彼女は亡くならなかったかもしれない。

生きがい、そういう存在があるとなしでは、
人の生死も違ってくるような気がする。

であれば、私の生きがいはごまち。
ごまちがいるならば、私も生きる。

わたしはごまちに生かされているのかな。
もしかして、保護犬だったごまちを救ったようなつもりの私は、
実はごまちに救われている。

お-そうかそうか。
目からウロコだ。

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キラキラ-。

今朝も寒いけどいい天気。
散歩行こうか、生きがいさん。

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ごまちめし

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ごまちは食べたいものがそこにあると、こんな風に耳がボワっとなる。
ちょっと分かり辛いかな・・・。




ごまちは保護犬で、その前にどんな生活をしていたか分からない。
当然、何を食べてきたのかも分からない。

うちに来たときは、とりあえずシュプレモというそこそこのドライフードを用意してみた。
10キロも入ったやつだ。

今から考えると、食べてくれるかわからないフードをそんなに買うなんて、ほんとバカだった。
しかも、飼い主のふところ具合を考えた打算の産物だ。

今までうちにいた犬達はどんなフードでもガッつく、
飼い主にとってはまことにいい子ちゃんだった。
みんなそんな風だと思っていた。

ごまちが来るまでは・・・。



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うちに来た最初の日、シュプレモにちょこっとゆで野菜をトッピングしてみたら、ガツガツ食べた。
まったくおいしくなさそうに。
ほとんどヤケクソだ。

変だなぁと思いつつも、こんなもんかと翌日も同じものを出したら、
キュ~~ンと悲しそうに鳴いて、食べなかった。

え?
まさかの展開だ。

バカな私は、次の日もその次の日も食べないご飯をあげては、
食べずに引き下げた。

ごまちはすでに痩せていたのに、さらに痩せてしまった。

そして、3日目、食べた。
最初にうちに来たときのように、ガツガツ、ヤケクソで。
食べたくないけど、よほどおなかが空いてしまって、そして、食べたのだ。
おいしくなさそうに。
いや、おいしくない、たぶん。

それでいいと、そういう人もいるだろう。
人の都合に犬は合わせるべきだと。

でも私にはそれはできなかった。



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それから、ごまちにとっての理想の食事を探して、
果てしない旅が始まった。

費用度外視の。
私の生活破たんライン、ギリギリの。



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ごまちは、今まで何を食べてきたのか分からない。
何を食べてきたのか、教えてくれない。

まったくの手探り。
旅というより、さまよっている感じがする。

まだそんな旅の途中だが、ごまちとの数か月のなかで、
とりあえず毎日食べてくれる食事が出来上がった。

毎日食べる・・・。
これがどんなに大変なことか、思い知った数か月だった。

いまのところ、最初の写真のように、耳をバサっとさせ、
一応嬉しそうに毎日食べてくれている。

でも、いつまた「プイ」っとするか、日々恐れている。
ほとんど、トラウマだ。


これらが、ごまちの食事の材料。
IMG_0497.jpg

最近、こんなのも加わった。
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できれば、今まで喜んで食べていたであろう食事をあげたい。
いや、こうなりゃこれ以上に喜ぶものを。

お財布と相談しながらの、旅は続く。

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プロフィール

はるなごまち

Author:はるなごまち
数年前に両親、そして愛犬をたて続けに亡くし、失意のなか、
去年、とてもさびしがり屋の保護犬ごまちと暮らすこととなりました。

ひとり暮らしと、愛犬を守る重圧を感じつつ、日々暮らしています。
そんな私とごまちの日常と、日々思うことをつづっていきたいと思っています。

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